その他
略号、用語 (主に、このHPで出てくるもの)

電気関連の法規、規格
※盤に関係した主な法規、規格名を紹介する。内容については、それぞれの規格を参照して欲しい。
◆ 法規、省令、法令関連の民間規格

参考規格(このHPで参考とした規格) 2004.6.1現在(JEM規格の改正内容は未確認)

よくある失敗
※ 誰でも失敗やそのリカバリー方法などの貴重な経験があると思いますので、ぜひ投稿して下さい。
①部品配置
・コネクター、コードなどの引き出し部品の大きさと、抜くためのスペースが考慮外。
挿入できない。抜けない。ぶつかる。
・MCCB、ELBなどの補助接点や警報接点の大きさを計算に入れなかった。
※側面に付くことが多い。リード線付きも同様
・電線引出し方向が側面なのに、部品配置時に気が付かず隙間が無くなって接続できない。
・扉付きの装置を盤内に入れたら装置の扉が開けられない。
・扉に付く部品と内部の部品がぶつかる。
・計器に付属品が付くことに気付かず付属品の取り付け場所が無くなった。
・ハンドルやロッドと扉に付いた機器が当る:ロッド押さえと盤内機器が当る。回転したベロの
操作ロッド取付部が箱の縁に引っかかって扉が開かない。
・ドアスイッチと扉取り付け機器が当る。
・両開きの列盤で内側の扉を二枚開いたら扉機器がぶつかった。
・扉に付く機器の裏側寸法が大きくて取り付けられない:器具の裏の大きさに注意。
・扉に付く機器の端子と隣の端子がぶつかる(近すぎて接続できない)
・図面ホルダーの真上に部品をつけたためホルダーに図面が入れられない。
・箱の取り付け穴を四隅にあけたらナットが回せない:スパナの大きさを見ていない。
・ドライバーが入らない位置にねじがあり締め付け出来ない。
・メンテナンス時に見たり操作したりする部分が使えない(見えない、操作できない)
②部品選定
・ACとDCの間違い(DCで使用可能か確認が必要)
・モーター用と普通用の間違い(MCCB、ELB、電流計)
・kWとkVA ・100Vと200V
・3相と単相の誤り。
・50Hzと60Hz両方で使えると思っていた。
・CTの変流比が変更されたのに電力量計を変えなかった。
・オンディレイタイマとオフディレイタイマを間違えた。
③その他
・平ゴムパッキングを鳥居型に貼らなかった → 雨が入りやすい。
・電線貫通部に保護材を付けなかった → 使用中に被覆が破れて事故発生。
・全体で電流が多くなる電線を、多数束ねたため電線の温度が上がり火災が発生した。
・抵抗を付けなければならない表示灯に直接、電圧を加えて焼け切れた。
・高い電圧のメガーを掛けて電子機器を破損した。
・電解コンデンサやタンタルコンデンサの極性を間違えて爆発や、赤熱して煙がでた。
・マイクロフォンコード(MVVS)に200Vを加えたら短絡、焼損した。
・屋外型で扉を開いて点検中に、風で扉があおられ人身事故が発生した。
・直流が脈流のため他の電線に静電誘導が発生して他の回路の表示灯が消えない。
・電流計の赤指針付き指定に普通型のものを取り付けた。
・扉の下側と基礎ベースの隙間が無く扉が基礎ベースに擦れて開かない。
◎ 絶対に間違えてはならない部分と後でも修正可能な部分を分けて注意の重要レベルを決める。
◎ 初めてのものは1個やってみてから、手順を決めて次に取り掛かる。
◆ お客様からの投稿
2003.10 飯田信二 様
私が以前勤めていた職場で盤内の端子締め付け不良による発火事故がありました。
太めの電線を仮締めのまま位置決め作業等をしてそのまま出荷してしまったのです。
現場でお客の前で炎を見たときは頭の中が真っ白になって自分の顔から血の気が引くのを感じました。
現在の職場では制御端子まで全て締め込みの確認をしてマーキングしていますが
なにしろ端子の数が多いので見落としがないかと若干の不安が残ります。
あと最近では2線式の近接センサをシーケンサに直接接続する場合に、それまでとシーケンサの選定を変えたら
センサの残留電圧・制御出力の関係で使用出来ない事に気付いて、盤を現場に設置後あわてて対策を考えたと言う
事がありました。
履歴他
2002.5.27 ホームページ作成 Word2000にて作成 作成者 H.Y
2002.7.10 技術講座 初回UpDate
2002.9.13 daycounterに変更 Count=0
2002.11.28 Page11-102 3相モーターの正転、逆転、寸動 の接続図作図ミスを修正 (Fukui-Eizou氏のご指摘)
2002.12.27 Page15-142 [表]基礎ボルトの許容応力の計算例でセルのズレを修正(川島法夫氏のご指摘)
[M8-M24にM6-M22の計算値が入っていた]
2003.2.26 記載ミスやご指摘は、その都度訂正していますが、あわせて10ページほど溜まっていた追加、修正も行いました。
2003.4.15 Page3-23 「3相容量は単相容量の3倍」と呼び容量が記載されず誤りやすい記述を訂正(mimura氏の質問)
2003.5.26 Page6-54 「フェノール樹脂は可燃性」を「難燃性」に訂正(可燃性の定義誤り) (MKS 村越 政英氏のご指摘)
2003.8.30 Page2-13 ミリヘンリーの部分で100分の1を1000分の1に訂正、Page4-37 LEDの電流値を実際に使用され
ている電流に訂正、LEDの寿命を追加、Page9-86 電気技術基準を電気設備技術基準に、接地線の電線サイズを訂正、
Page11-105 UPSの英文綴りの誤り訂正及び異なる綴りを併記、P-13-122でCT二次配線サイズの誤記を訂正
(いずれも小島賢三氏のご指摘)
2003.10.28 お客様の投稿を追加
2003.12.2 地図を修正。PAGE18 許容電流表の導体抵抗の単位mΩをΩに訂正
2004.2.20 Page 2-13 「コイル」で「容量性リアクタンス」を「誘導性リアクタンス」に訂正(大東通信機 山上鈴子氏のご指摘)
2004.2.27 変換ミス訂正、LEDの順方向電圧、リレーの電圧、表皮効果の説明、略号説明など(山平氏のご指摘、提案)
2004.2.27 用語、法令を追加
2004.5.25 203項、参考規格を追加。目次にお願いを追加
2004.6.21 入手可能な法規、省令、規格を参照し全面見直し
2006.4.18 7.電気の単位の項、キロ、ヘクトを小文字に訂正。(夏井氏のご指摘)
2006.4.25 細部を全面訂正。誤解を招くあいまいな文章を削除(Word2003使用→変換失敗→4/26:2000で再変換)
編集雑記
2002.5.27
・WordでHPを作るのは試行錯誤の連続でした(特に図形) HP専用ソフトならもっと楽なのでしょうか?
・「不正な操作が行われました」のメッセージには慣れっこになってしまいました。
しかし、HTMLへ変換する前のWordであれば あまり出ないようです。
・罫線の横線がInternetExplorerでは表示されないことがあるようです。
2002.12.27 day counter:1604
このホームページを見てくださる方が増え、ご指摘やご意見も何件か頂けるようになりました。感謝申し上げます。
2004.5.25 JEM規格が無料で参照できなくなりました。JEMAは大企業ばかりなのに・・・。
さすがにJISは閲覧可能なので助かります。JEMをお持ちの方のご協力をお願いしたいところです。
2004.6.2
国土交通省の「公共建築工事標準仕様書(平成16年版)として発行されました。
WEBで閲覧可能なので内容を参照してHPに修正を加えました。
2006.4.25 day counter 74300
最近、このHPの内容に関してではなく、ご自身の実務上のリアルなお問い合わせで、回答に困る場合があります。
聞いて簡単に処理したい気持ちは解りますが、当社も企業ですし、いい加減な回答もできず調査の時間も馬鹿になりません。
データや引用先はできるだけ記載している(つもりです)ので、ご自身で調べて頂けると助かります。
トップ / 盤屋さんの技術講座 / 電気のおさらい(2)